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石破天驚
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2009年に全国の警察が認知した配偶者などからの暴力、いわゆるDVは、前年比11.7パーセント
増の2万8158件で、統計を取り始めた2001年以降の最多だったことが、3月18日に警察庁のまと
めでわかったと、新聞に取り上げられていました。
6年連続で増加し、5年前の倍近くとなったということです。

接近や電話の禁止といったDV防止法に基づく裁判所の保護命令に違反した事件の摘発は、21.1
パーセント増の92件で過去最多でした。殺人や暴力など、ほかの法令での摘発も0.5パーセント
増の1658件となり、統計を始めた2003年以降の最多であるという結果が出ています。

警察が近年、被害が深刻化する前の積極的な取り締まりに力を入れている影響で、加害者への
指導・警告が7.7パーセント増の5753件、暴行容疑での摘発は9.5パーセント増の552件と大幅に
増えたということです。
被害者の98パーセントは女性で、全体の79パーセントを20~40代が占めています。被害者と加害
者の関係は、夫婦が72パーセントで、離婚後と内縁関係が13パーセントずつだったということです。

一方で、しつこい付きまといや無言電話など、ストーカー好意の認知件数は1.1パーセント増の
1万4823件という結果でした。4年連続の増加で、ストーカー規制法が施行された2000年以降の
最多となりました。

テレビや新聞でも、DVに関する事件が時々取り上げられているように思います。その際に知人の
インタビューが放送されるのですが「警察に相談したところ、まずは話し合いをしてほしいと
言われていたようだ」などの声も聞いたことがあります。自分に命の危険を感じているから、警
察に相談するのだと思うのです。できることなら、DVが世の中からゼロになればいいのですが、
難しいでしょう。警察側もきちんと対応をしていただきたいと思います。


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